トモエそろばん
そろばんの可能性をひろげ、幅広い分野で世界に、未来に。
当社は、創業者である前社長藤本勇治が、前近代的なそろばんの生産・取引習慣の改革を志し、独自の市場を開拓したのに端を発し、以来、そろばんを時代のニーズに合わせ、積極的に海外への輸出を図りながら発展をつづけてまりいました。
なかでも、業界ではじめて、そろばんの全国統一価格制を実現し、生産から販売までの一貫した体制を整え、徹底した品質管理と、迅速な販売網を整えたことは、当社の誇りとするところでもあります。
たしかに、コンピュータやOAが、一般化されようとしている現在、ともすればそろばんは、その存在を過小評価されている傾向は否定できません。
しかし、いかに科学が発達しようとも、数値を具体的に表現し、人間の計算能力を無限にひきだすそろばんならではの特性は、いつの時代でも、変わることのないそろばんの生命なのです。
まさに、計算機に使われるのではなく、それを使いこなすことによって、能力の開発のみならず、人間形成にも貢献できるのは、そろばんだけであると確信いたします。
世界48カ国でそろばんが使われ、その教育的効果が、学問的にも評価されていることこそ、そろばんの可能性をはっきりと物語っているといえます。
当社では、伝統の技を現代にいかし、そろばんのトップメーカーとしての役割を認識し、業界のリーダーとして、そろばんの海外普及に努力しながら、幅広い分野での発展をめざしていく所存でございます。これからも、より一層のご愛顧お引き立てをお願いして、ご挨拶とさせていただきます。
トモエ算盤株式会社
取締役社長 藤本トモエ